2024年4月22日月曜日

 「世界一周船の旅」



 

【日時】2024420日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   ああそうなんだ倶楽部会員 伊藤 恵美


 


【受講者の感想】
女性Aさん
 今日は世界一周の船旅をされた待望の伊藤さんのお話の回でした。
    1964年に個人が旅行の為のパスポートを取ることができたそうです。私が名古屋の小学2年生だった頃、当時小学校は1000人位の児童数でしたが5年生の子がハワイに行ったというのが噂でまわって来て、その時は全く別世界のように感じたのを覚えています。
   船内では色々な講座が設けられていて、退屈する時間は無さそうです。何を自分だったら受けようかなとわくわくしてきます。そして色々な人と知り合うきっかけになりそうです。 
  気になる食事はいつでも食べられるビュッフェやコンビニ、また毎日コース料理を提供するレストランなどこちらも飽きることはなさそうです。1800人分の食事を用意するとは厨房や材料、冷蔵庫はどうなっているのでしょう、、
   各寄港地と地図を照らし合わせてみると、想像が広がりますね。私は心配性なので、寄港地で降りても船に戻る時間が凄く気になってしまいそうです。船に戻れなかったらどうしよう、と思ってしまって。船に戻って来るのが遅くて乗務員がハラハラする事はないのでしょうか、、
   船では急病人が出たり停電したりとアクシデントも多かった船旅だったそうです。この続きは次回があるそうなので、お写真や質疑応答でまた世界旅行のお話を伺いたいと思いました。
   資料をたくさんご用意いただきありがとうございました。第二回を楽しみにしています。

 男性Bさん
   学生時代、舞鶴から北海道までフェリーで往復。また小笠原まで船の旅をした時、ビックリするほど船室の等級の違いを感じていたので、伊藤さんが乗ったピースボートではお部屋の違いはあっても、食事はすべて同じだと言うことに驚かされました。14階のビッフェでは朝5時~夜の24時までいつでも、どれだけでも食べて良いとの話にさらに驚きました。まさに天国のような世界です。
   私は船中では、一緒に行った仲間とお酒を酌み交わして時間を潰すのに苦労しましたが、世界一周の船旅では、色んな講座やレクリエーションが用意されていて、急がして日々になることを知りました。また「水先案内人」と聞いた時、港内で船を誘導する人のことだと思っていましたが、ピースボートの「水先案内人」は、色んな著名人がお話をしてくれるとのこと。日常生活では体験できないことなので興味を感じました。
   旅行で利用する船はパシフィックワールド号という15建ての船のようで、排水量は7.7t。大きな船で有名な戦艦大和は6.5tだったので大きな船であることが分かりました。
   また成程と思ったのが時差の問題です。東回りは1日が23時間になるため、数日経過すると、そのことに体が違和感を覚えるそうです。昔日本航空がジェットストリームと言う番組で夜間飛行機の素晴らしさをアッピールしていましたが、実際に夜間移動すると、現地についても寝不足で大変でした。世界一周の船旅というとあこがれてしまいますが、時差と言う現実問題があったことに気づかされました。
   その他寄港地での観光が、伊藤さんは単独行動が主体だったとのこと等、体験してみなければわからない話をたっぷり紹介してもらい楽しい時間を過ごしました。
   伊藤さん、有難うございました。

 女性Cさん
   世界一周クルーズ記と題し、ああそうなんだ倶楽部メンバーの伊藤恵美さんにお話していただきました。
   昨年3ヶ月半かけて伊藤さんはピースボートで世界一周をされました。ピースボートは国会議員の辻元清美さんが創設メンバーの1人であるNGOで本来国際交流が目的なので、普通の船旅とは少し違います。料金の中には船の中での食事、講座、お部屋料金が含まれます。バイキングレストランでは5時から24時まで食べ放題。時間が決められてますが、フルコースも食べれます。講座は朝のラジオ体操から始まり水先案内人と有志の講座が一日中あり、船内のお話を聞くだけでも乗りたくなりました。乗客1800人中日本人が7割、中国、韓国人が2割だったそうです。



 男性Dさん
   今回は共に活動している仲間の伊藤恵美さんを講師に、伊藤さんが子供の頃から憧れていたという船旅の思い出を「ピースボート地球一周の船旅」の題に一杯詰め込んでお話し頂きました。
   仕事をリタイアしたら行こうと思い申し込んだら、コロナが発生して3年もの間開催されずに漸く昨年に夢が実現したとのこと。この間にウクライナ戦争が勃発し、原油価格の高騰や円安が進み追加費用が発生することとなり、キャンセルも多々出る中もこの機会を逃したくない思いから実現させた。
   大型クルーズ船での世界一周はお金持ちが余生を豪華に過ごす贅沢なイメージを持っていましたが、長期の船旅を楽しく健康に過ごせる色々なプログラムが日替わりで設定されていることを知りました。朝の体操や太極拳、色々なセミナー開催、自主活動も可能、バイキングレストランでは朝から夜まで自由に飲食出来たり、時間を合わせれば毎日コース料理も堪能出来るとのこと。寄港地毎にオプショナルツアーが設定されているが、必ずしも予定通りとはいかずに実行されなかったり、満員で参加出来ない等もある。このようなリスクもある。
   今回、最初に感じた印象は、船の様子や旅のこと、一緒になった旅行者の様子等を話す伊藤さんの話しぶりや表情が生き生きとしており、長年の夢が叶った楽しさや感動が聴き手の私達の心にも直に届くような感じが印象的でした。そして、自由行動も可能な国や地域においては、スマホのナビを頼りに一人で交通機関を使ったり、歩いたりで自分の行きたいところに行ったとの話には正直言ってびっくりと同時に感動です。男性の私でも初めて行く土地、しかも外国の地を自由行動はOKと言われていても一人で動くのは躊躇われるのに、単独で行動する勇気と実行力は尊敬に値します。普段から団体行動より単独行動を好みとのことであったが、それを初めて行く外国の地でも貫く精神力に敬服です。
   8月末~12月初の3ヶ月半に約20カ国に及ぶ長旅を2時間弱では語り尽くせないと思います。是非また機会を設けて続きをお聞きしたいと思います。
   本日は楽しいお話しをありがとうございました。

 男性Eさん
   メンバーである「伊藤さん」による『ピースボート地球一周の船旅』の講演を聞かせてもらいました。
   昨年の8月後半から12月の初めまで、3ヶ月半の船旅の顛末記です。モチベーションから始まって、「PEACE BOAT」の歴史や船内の施設の紹介、食事やアトラクションなど盛りだくさんの内容で、大変興味深く聞かせてもらいました。ありがとうございました。
   私は船酔いするので、こういったツアーに参加させてもらう事はないですが、伊藤さんの行動力にいつも感心しています。講演は船の話で時間が押してしまい、寄港地での写真がほとんど見られませんでした。講演の続編があるかもとの事なので、期待しています。また、写真をWindows フォト形式で閲覧できるようなアプリを探しておきます。

2024年3月17日日曜日

 

「東日本大震災の経験を通して「食」を考える」

 

【日時】2024316日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】  株式会社フード・リンク代表取締役 有田 俊夫

 

 



【受講者の感想】
女性Aさん
 今日は昨年もお話してくださった株式会社フード・リンク代表取締役有田氏の東日本大震災の経験を通して「食」を考えるというお話でした。

   人手不足が言われる昨今ですが、それと同時に冷凍冷蔵の技術が上がり、大規模施設で集中調理を行い完全調理品を病院や福祉施設等に配送する事が可能となりました。結果、病院や福祉施設で自前の調理施設を持たなくても食事が提供できるようになりつつあります。
   ただ、問題点として災害時に学校病院は指定避難所なので、調理場を持たないという事ができるかという事だそうです。
   日本は災害が多い国なので、他国では無くなった公衆電話もある程度は駅等にはありますし、学校にあるプールも非常時には必要ですね。ただ調理場があっても東日本大震災の時は混乱状態の中、調理場は使用禁止となっていたところもあったそうです。その為自衛隊員が屋外で調理したそうです。非常時に調理場を使う事を想定したマニュアルも必要と思いました。
   被災時に株式会社フード・バンクでは、全国から物資や調理品が届き、震災前と同様に病院や福祉施設に欠食する事なく食事を提供する事ができたそうです。この事に本当に驚きました。今までの人と人の繋がりがあってこそと思いました。
   各家庭でも水や食料、カセットコンロの備蓄も必要です。水は一人12×5日~7日分、食料も同じ日数分賞味期限に気をつけながら再度確認します。
   今日は東日本大震災を経験された貴重なお話をありがとうございました。

 男性Bさん
   講師の有田さんは、前回ここで講演したことがキッカケで講演することが多くなったとのこと。この講演会が役立ったのは嬉しい限りです。これからも、そのような発信の場になれたら良いなぁと夢を持った次第です。
   お話では、東日本大震災での病院食がどんな状態であったかの報告がありました。かつては病院や学校で作られていた食事が、人手不足でセントラルキッチンになり、さらに冷凍技術の進化で、更に省力化が進んだ。この為、被災地では、現場で食事を手当てすることが難しくなった。また行政の縦割りや平等主義の行き過ぎで、例えば必要とする人数が10人いて、9人分の食糧しかない場合、均等に分けられないので受け取りを拒否。また学校にある調理施設を救援に来た自衛隊に使わせてもらえないので屋外での炊き出しを行ったなどニュースでは伝わってこない事実に接し、どうすべきなのか考えさせられました。
   話の本題から外れますが、今まで有田さんが全国を飛び回った様子がGoogleマップの履歴で記録されることを知りました。

 男性Cさん

   有田さんの病院食の講演パート2を聞かせてもらいました。
   311 の震災の後、同業の応援やらで活躍されたようです。大変でしたね。災害支援の場合、分配で公平を考えると物を送った場合は難しく、結局お金が一番いいという話は、非常に参考になりました。
   また行政は縦割りで融通が利かないという話は、どう改善していいかですね。政治で解決するしかないでしょうが、そんな話を選挙公約にして当選できるほど、日本の社会は成熟していないと思いました。
   また病院給食業界は大変厳しく、保険だけでは提供できず、病院側が食費の赤字を被っているという話は考えさせられますね。
   いろいろ貴重な話をありがとうございました。


 男性Dさん

   今回は以前に病院食のシステムを講義頂いた(株)フード・リンク代表取締役の有田俊夫氏に『東日本大震災の経験「食」を考える』と題し、大震災後の被災地での食の支援を通じて経験した実状や課題について語って頂きました。
   前回のおさらいで、病院食の作業員調理人の人手不足によって、人員不足人対応した食事提供方式へと変化していっている。自前で下処理から全て行う方式は困難となり、冷凍技術の格段の進歩や調理器具や運搬器具の進化と共に提供方式はニュークックテルという「完全調理品」の提供で、病院に厨房を作らない所も出てきた。
   病院食のシステムは人手不足を補完する手段として有効であった。しかしながら、2011年東日本大震災で'みやぎセントラルキッチン'で実際に体験し、知ったことで新たな課題も見えてきたとのこと。病院は、災害時の拠点として重要な役割を果たすこととなるが、調理しない病院や厨房を持たない病院は、自ら食の提供は出来ずに災害時の拠点として機能しない状況となった。
   ライフラインが切れている中で、16,500食を製造していたみやぎセントラルキッチンでは、事後5日分の食事の提供が可能であった。(翌日分は配達済、翌々日と3日目は調理済み、4日目SK備蓄、5日目CK備蓄)5日分の食事の提供が可能なことから、若干の優位性は感じられる。
   被災地の実態として、22日間は物流は動かず、殆どのスーパーは2030日間は開かない。又、想定外の問題もあり、例えば、100名いる避難所へ90個のりんごの提供は全員へ配れないのでNG、バナナの差し入れは生ものなのでNG、学校の厨房施設は行政の管轄外(教育委員会)なので使用出来ない、支援物資や食事の提供は長蛇の列で並ぶのが困難な高齢者は諦めてしまうといった避難所運営の問題。又、食を受け入れる基本ルールが作られていない。例えば、糖尿病の方にアンパンの配布や弁当の常温での長時間放置等、避難所で健康悪化となる要因が散見される。
   そもそも厨房がない施設が今後益々増えていく可能性があり、人員不足への合理的なシステムの提供が災害発生時の新たな課題として浮上した。
   今回のお話しでは、災害時の生きるための水や食事の提供や避難所での食や物資の受け入れルールの問題、仮設住宅住まいの長期化による孤独死の問題等が認識されたが、これらの解決には行政や企業を含む地域住民との三位一体の連携ネットワーク作りが不可欠であるとのこと。災害大国日本は震災や水害、火山の噴火等、いつ大災害が発生してもおかしくない状態に置かれており、既に大きな災害を何度となく経験している。これらの経験を無駄にしない努力が必要で、更なる地域連携やネットワークは欠かせない。色々な経験や思いを伝え、仲間を作り、共有し、大きな声として発信することが必要となる。
   今回は大震災の被災地での経験を通してのリアルなお話しであった。被災地支援への対応は経験の蓄積により進化していると思われるが、災害救助法の実効性を担保する、被災者個人が自立出来る公的支援、生存権の保障や被災地が更なる発展には繋がるような復興策が充実していくことを願いたい。災害大国ゆえに。
   本日は貴重な体験をお話頂き、ありがとうございました。

 女性Eさん

   今日の講座は有田俊夫氏の2回目、前回のセントラルキッチンのお話が大変興味深かったので、楽しみにしていました。
   それにしてもGoogleMapの履歴で日本国中でご活躍されていることが分かり、すごい!と驚きました。
   今回は3.11の震災のご経験を通して、「食」の問題点を教えて頂きました。
   縦割行政の弊害や現場と管理者との意識の齟齬など(これは全ての社会問題共通ですね)ご経験されたことを具体的に示してくださり考えさせられました。
   災害時は行政の支援は遅いので個々で備蓄をすること、行政と避難者と住民の連携が重要であること、大いに納得。
   最近都民には「東京防災」「東京くらし防災」の2冊子が配られましたが、しっかり保管、見ていない(多分都民の大多数)。今日のお話を聞いてパラパラと見ただけでも役立ちそうなことが満載。これ、都は配るだけでなく、読んでもらうように努力すべきではなかろうか。
   我々は何をするべきか?備蓄しそして地域とのネットワークづくりですね。避難した後の最初は食!それをどのようにするか、行政を待っていないで私達が行動すること。予めスケジュール調整(人材を把握して役割を決める)が必要。
   折角教えて頂いたのですから、一歩でも行動をおこそうと思います。
   有田先生、ありがとうございました。


 女性Fさん

   有田さんのお話は、現地で経験した人しかわからない現実の話し、問題点等、非常に参考になりました。
日本は、地震大国。30年以内に大きな地震が来ると、言われています。30年以内が、今年かもしれないし、来年かもしれません。のんきな私は、正直、水、ヘッドライト、簡便食少量しか用意していませんでした。大いに反省です。これから、足りないもの、用意します!避難ルートの確保も。
   子供も遠いので、いざという時に人脈、確かに大事ですね。
  「災害は非日常ではなく、日常である」と、いう言葉、強く心にのこりました。
   分かりやすい説明、ありがとうございました。

 女性Gさん

   316() 恒例の「ああそうなんだ倶楽部」セミナーを開催しました。講師は2年ぶり2回目となる()フード・リンク代表取締役の有田俊夫氏。前回の復習の後「東日本大震災の経験『食』を考える」と題し、お話をしていただきました。
   震災が起きると全てのライフラインがストップします。まず水、そして食事。震災時食べ物が調達されても人々に行き渡らせる為には途中行政の色々なしがらみがあるそうで、避難所に調理室があっても行政の管轄の関係で使えなかったり等、未曾有の災害時なのに縦割り行政の為に出来なかった事がたくさんある事を知りました。
   震災後1週間はほぼ食事がない中生きていかないといけない。その為には備蓄が必要。ランニングストックで最低3日分(できれば57日分)食料を用意しておきましょう。水は112ℓ。必要性を理解しながら、さてうちのマンションのどこに置こうか…。しかし1番大切なのは日頃の人付き合い、助け合いだそうです。災害は日常生活の中にある。人づくりが災害時を救います。

2024年2月19日月曜日

 「冬の石神井公園の楽しみ方」


 

【日時】2024217日(土)1000分~1200
【場所】 石神井公園
【講師紹介】   森林インストラクター  村上 智裕

  

 


【受講者の感想】
男性Aさん
 幸い天候に恵まれ、ゆっくり公園の周りを観察できました。まず公園に着く前に寒桜の観察です。桜と梅の花の違いは何かとの質問から始まりました。ヒントは実の付き方だそうです。桜は花がついている軸が長く、花びらの先端に切れ込みがある。梅は花の軸がなく、花びら先端は丸い。桃は花の軸が短く、花びら先端はとがっているとのこと。今までは、なんとなく判断していましたが、これからはしっかり識別していけそうです。
   また水鳥では、カモのように膜の有るタイプや、カイツブリやオオバンのように膜がなく指が太くなっているタイプがおり、後者はクロールのように足を動かして抵抗を増したり、減らしたりしているそうです。そんな説明がなければ、ただ浮いているだけとしか見ていなかったので、興味が深まりました。
   カワウが羽を広げて日光浴をしている様子をよく見かけますが、他の水鳥と比べ羽に脂分が少ないため、それだけ水に潜った時に体が浮き上がりにくく、水中でスムーズに泳ぎ回る事ができるようになっているそうです。
  マガモは池にもぐって水草を食べるとのことですが、すっかりアイガモのヒナが水田内を泳ぎ回り、雑草を脚で浮き上がらせ採食したりする「合鴨農法」のことを忘れていました。
  その他、雑草・樹木についても解説して頂きましたが、上の内容だけでも満腹になりました。
   興味深いお話を、村上さん有難うございました。

 女性Bさん

   ここ数日暖かい日が続き 植物が一気に芽吹いてきているようです。しかし、今日は平年並みの気温なのでしょうか、寒いと感じる一日のスタートでした。森林インストラクター村上さんによる第二弾石神井公園の自然を案内して頂きました。
   石神井公園駅をスタートして早咲きの河津桜と梅の木の見分け方を教えて頂きました。花のつき方、花びらの形、香り等。公園に入ると、コブシ、ノビル、未だ開花していないソメイヨシノの花芽について。
   野鳥類は、オオバン、マガモ(頭がグリーンでカルガモと違って鮮やかな色)、カルガモ、カワウ、カイツブリ、アオサギ、メジロ、エナガなど。水草等を食べる鳥と魚類を食べる鳥。餌の摂り方で、水中にもぐる鳥と、頭だけを突っ込んでお尻は水中に出ている鳥(カルガモ)。カワウは水に潜るのが得意なのに羽に脂が無いので羽がびしょびしょに濡れてしまい乾かす為に、羽を大きく広げているようです。反対にカルガモは脂があるので浮いてしまい潜れないでお尻が水の上に出ているようです。水掻きの違いなども教えて頂きました。  
   石神井池から三宝池の方へ渡り ムクロジ、トチノキ、シジュウカラやカワセミ。カワセミはブルーや胸の所はオレンジがかって鮮やかで、カメラマンが沢山シャッターをきっていました。あんなに目立つのにかなりじっとしていて大きな鳥に狙われないか心配でした。
   その他、松ぼっくりから黒松、赤松、ヒマラヤスギ、サワラ、ヒノキ等、大きさの違いを知りました。サワラやヒノキは小指の先より小さなものでした。前回は昨年4月末の石神井公園でした。今回は2月半ばでしたので、前回ご案内頂いた花や出会った鳥等を思い浮かべながら、様相の違う石神井公園の自然を楽しむ事が出来ました。水鳥も留鳥と春になると北の方へ帰っていく冬鳥がいて、冬鳥はお嫁さんを見つけるまではここにいて、ペアが出来ればペアで北の国に戻って卵を産み子育てするそうです。
もっと南の方から北の国へ戻るのに石神井公園を経由していく鳥(一休み?)もいるようです。今回は、まだ、冬鳥が北の国へ帰る前だったからでしょうか。沢山の水鳥に会えた感じがしました。また鳥の鳴声にも耳を傾けましょうと教えて頂きましたが、聞き分けるのは難しく 一周して最後に鳴いていたのが、カイツブリの声。これだけは忘れない様にと思います。
   今回のセミナーの為に、二度も下見をし準備してくださったとの事でした。また、ファイルに大きく写真等を使って説明して頂いてとても理解しやすかったです。寒い感じのスタートでしたが、いつの間にか寒さを忘れて楽しく石神井公園の自然と触れ合う事が出来ました。第二弾有難うございました。

 女性Cさん

   村上先生に石神井公園の案内をして頂くのをとても楽しみにしていました。
   駅から公園までの街路樹や野草の説明から始まり、水鳥の案内、木々の説明、いつもはただ通り過ぎてしまうだけなのに、教えて頂くとああそうなのかと嬉しくなりました(もしかしたら前回も教えて頂いたのかも(汗))
   来週、梅を見に行くので教わった梅桃桜の見分け方を早速披露しようと思います。
   鳥はかなり沢山の種類を観ることができました。マガモ、カルガモ、オオバン、カイツブリ、 カワセミ、カワウ、アオサギ、メジロ、エナガ、ツグミ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ワカケホンセイインコ・・。 あそこにいると示して頂いてやっと分かる、情けないです。
   カモとバンは足の水かきの形が違い泳ぐときの水の掻き方が異なる等、図版を用意いただいてとても面白かったです。
   何度聞いても覚えられないのですが、木の種類の見分け方、それぞれ松ぼっくりの違いなど教えて頂き、その時は納得しました(3歩歩くと忘れる、私は鶏か!)
   爽やかな早春の公園のご案内、楽しかったです。村上先生ありがとうございました

 男性Dさん

   今回は『冬の石神井公園な楽しみ方』と題し、森林インストラクターの村上智裕氏にご案内頂きました。正直、冬のこの時期に何か楽しめるものはあるのだろうかと思いつつ参加致しましたが、立春を境に寒い冬が終わり、春に向かって万物が動き始める時期、いわゆる如月を村上先生の解説で間近に感じることが出来ました。
   普段、木や花などじっくり観察するなど皆無の生活を送っており、久々に自然の季節の移り変わりを視覚嗅覚、五感で感じる時間を過ごしました。道すがら、梅と桜の見分け方(梅の実やさくらんぼの形状から特徴がわかるとのこと)を教わったり、木の名前や枝に芽生える命の息吹きを解説頂き、池に泳ぐ水鳥の名前や水かきの特徴、水かきの形状から泳ぎ方が違うといったことも知りました。
   約1時間半の池の周りの観察でしたが、知りないことばかりで大変勉強になりました。村上先生も私たちの為に、事前に2回も下見をして下さったとのこと。お陰様で短い時間ではありましたが、自然観察の楽しみ方の一遍を教えて頂き、楽しい時間を過ごすことが出来ました。村上先生、ありがとうございました。

 男性Eさん

   2/17の定例ゼミナールとして久しぶりに村上先生から詳細かつ興味深いまた楽しい2時間を過ごさせていただきました。
   今回の重点は野鳥の観察でした。年間を通じて見れる鳥、そして渡り鳥、家庭から逃げ出したインコ等様々な鳥を観察できました。具体的にはいつもお会いしている鳩、鴉、メジロ、オナガ?すずめなど。今回集中的な観察となった水鳥からカイツブリ、オオバン、コバン、コガモ、マガモ、カルガモ、カワウなどを観察しながら餌を捕食する潜り方の違い、ずっぽり潜って小魚等を狙うカイツブリと水藻などを狙う草食系のバン、カモ類の頭隠して尻隠さずの潜り方などは非常に面白いお話でした。
   少し肌寒い午前中でしたが次回はまた違う季節、違うアングルからの観察会を期待したいと思い石神井公園をあとにしました。
   村上先生、大変お世話になりました。ありがとうございました。



 女性Fさん

   217()ああそうなんだ倶楽部アウトドアセミナーを開催しました。森林インストラクターの村上智裕に「冬の石神井公園の楽しみ方」と題し石神井公園を案内していただきました。
   10時に石神井公園駅で待ち合わせをし、そこから石神井公園まで道路沿いの草木や鳥の解説をしていただきその後公園内の鳥、草木の解説をしていただきました。
 自分達だけで行くと、鳥がいる、花が咲いているで済ませてしまうところ、講師の解説が入ると見る目が変わってきます。池の鴨も数種類いるし、木々の鳥達もたくさんの種類がいます。その違いを観察するのは楽しい。ここの鳥達は人間に慣れているせいか私たちが近寄っても逃げません。池でボートを追いかけている鴨達がとても可愛かったです。そしてカワセミの美しさに感動。

 男性Gさん
   前回に引き続き、丁寧に説明してくださり、自然を愛でるきっかけになりました。

      今回は石神井池の野鳥を中心に、細かいところまで解説を聞かせてもらいました。特に、マガモは頭を水中に入れて水草を食べるとの話は驚きました。消化器に、セルロースを分解するバクテリアを飼っているんでしょうか?かなり重くなるので、飛ぶにはハンデだと思うのですが、私の認識外でした。あとから辻さんに細かいフォローをいただいて、いい勉強になりました。
石神井池沿いのお屋敷の庭の梅も見事でした。大きいお屋敷が多く、よく手入れがされていました。


2024年1月22日月曜日

 シニア海外ボランティア活動の思い出

 

 

【日時】20241月日(土)1000分~1120
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】  小林 和子

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 今日はJICAシニア海外ボランティアの随伴家族としてシリア、メキシコ、チリに渡られた小林先生のお話でした。

   2009年から2年間シリアに随伴されていたとのこと、当時の写真をたくさんご紹介いただきました。市場の写真の山盛りの野菜や果物、またラクダの肉がぶら下がっている様子、街中の乗り合いワゴン車に乗る様子など息遣いが聞こえるような写真ばかりでとても興味深く思いました。夏は50度を超えるそうですが、湿度が低いため木陰に入れば過ごしやすいとのこと。シリアの内戦のため、バルミア遺跡もかなりダメージを受けてしまっているそうです。 
   日本チリ修好120周年のため和服で両国の国歌を合唱したり、各国で書道や折り紙指導等々帯同のご家族もボランティアで両国の架け橋になるべく色々な活動をされているのを知りました。
   もう一度赴任するとすれば、、の質問にご主人はとても大変だったが必要とされているシリアに行きたいと仰ったそうです。大変な思いをされて帰国された事でしょうにそれでもシリアにという事はシリアの国と国民に魅力があるのではと思いました。 
   嬉しいお話として、外国で日本人というととても親しみを持ってくださるそうです。それも先人から現在までの日本人の方々の真摯で誠実な物作りであったり行動であったりの賜物であると思います。
   チリ産のワイン、とても美味しくいただきました!
   今日はとても貴重なお話をありがとうございました。

 男性Bさん
   本日は、シリア、チリの珍しい写真を小林さんに紹介してもらいました。特に驚いたのが、シリア編では青い実のアーモンドやラクダが頭からぶら下がった肉屋の写真、チリ編では都会風景が発展途上国とは思えない現代風の街並みでした。
   JICAシニア海外ボランティアまの応募資格は満69歳までの健康体の人で、先行されると2か月の語学研修があり、メキシコ、チリに行かれた時はスペイン語を学ばれたそうです。また青年海外協力隊の人たちは現地の人と一緒に生活しなければならないのに対して、シニアボランティアは、その縛りがないそうです。
   メキシコに行かれた時は、後ろから人がついてくる時は事件に巻き込まれないように注意しなくてはならないのと、シリアでは米国やイスラエルのことを話題にすると捕まるかもしれない。またシリアに行ったことのある人は米国に入国できないとのうわさがあるそうです。
   シリアの生活では韓国ドラマが放送されており、日本にいた時は全く興味がなかったのに、それ以来はまっているそうです。また韓国車がたくさん走っていたそうです。メキシコでは、日本のドラマや日本車が目立ったとのこと。
   海外旅行に行ったような楽しい時間を提供して頂きました。

 男性Cさん

   今回は、ご主人の定年退職後の第2の人生としてJICAのシニア海外ボランティアに応募して、中東シリアアラブ共和国、中米メキシコ合衆国に南米チリ共和国へと3度派遣の随伴家族として、地域住民や現地居住の日本人との交流や国際ボランティア活動の経験、現地での生活等を当時の写真を通してお話頂きました。お話ししながら、ご自身も当時を懐かしみ、楽しい日常を過ごされたことが伝わってくる生き生きとした話し振りが印象的でした。尚、ご主人はオーディオメーカー勤務の経験を活かして、様々な企業へ「工場管理(トヨタの5S整理整頓、清掃、清潔、躾)品質管理」の改善、指導を目的に派遣されているとのこと。
   中東シリアは内戦等のイメージが強く危ない国との印象を持っていたが、国境付近等の危険地域への立ち入りは規制されていたり等の制約はあるものの、充実した日常を過ごされた様子。3度の派遣の国の中で、もう一度行きたい国はどこかの問いかけに、「シリア!」とおっしゃっており、必要とされることに喜びと生きがい感じ、異国での苦労を感じさせない楽しい時間を過ごされたことが感じられました。
   ご自身は書道をやられていたことで、書道指導を通しての交流の様子を見て、やはり日本固有の文化(書道や花道、茶道等)を身に付けていると海外での交流の武器になると思いました。
   首都ダマスカスの一角にあるオールドダマスカスは紀元前3000年の世界最古の都市との説明を聞き、初めて知り驚きでした。又、砂漠を人や荷物を乗せて移動するラクダの隊列は映像等で良く見る光景ではあるが、そのラクダが食肉市場で解体され吊るされている写真は衝撃的でした。(考えて見れば、日本での馬や牛も同じ扱いだった。)
   夏は50度を超える酷暑、日本の夏をイメージしたら生きていけないと思うが、湿度が低いので日陰は涼しく感じて平気で歩けるとのこと。また、気温の下がる夜間に行動するとのことで納得。
   今回は主に最初の赴任地であるシリアアラブ共和国での活動や生活を中心にお話し頂きましたが、通算6年間に及ぶ「国際ボランティア活動」を経験出来たことで、人種、宗教、言語、の違う様々な人々との関わり合いが大きな財産となったとのこと。ほとんど知らない中東シリアの生活の一端を知ることが出来ました。一度ならず三度三カ国の海外ボランティア活動に応募し、実行したバイタリティに敬意を表します。貴重な体験のお話しをして頂きました小林和子さん、ありがとうございました。
   追伸、資料の世界地図も貴重なものを見させていただきました。


 男性Dさん
   シリアとチリの生活面の講演を聞かせてもらいました。

   中東はかつて会社の同僚が多数行っていたこともあり、生活面の問題をよく聞いていました。特に皆が云っていたのが豚肉を食べられないことです。中華料理やハム、ベーコンが食べられないのが辛いそうです。先生と席が隣だったので、講演終了後に聞いてみました。先生も同様に辛かったそうです。大使館の方が唯一豚肉があるレバノンに出張に行くとき、依頼して買ってきてもらうそうです。私には豚骨ラーメンや豚、角煮、生姜焼きやベーコンエッグのない生活はとても堪えられません。
   いろいろ貴重なお話ありがとうございました。

 女性Eさん
   小林和子さんのシリア、アラブ共和国滞在のお話しは、まだ行った事がない国なので、大変興味深く楽しかったです。

   和子さんの物事に対する好奇心は素晴らしいです。
   新年に相応しい前向きなお話しありがとうございました。 こちらが、元気になれました。

 女性Fさん
   120()10時から地域活動交流センターにて、今年初めての「ああそうなんだ倶楽部」セミナーを開催しました。講師は杉並区在住の小林和子さん。ご主人が定年退職後、講師の勧めでJICAシニアボランティアに参加。シリア・アラブ共和国に配属され、その随伴家族として講師もシリアで2年間生活。その体験談を話していただきました。

   危ない国と認識しているシリアですが、とても鮮やかな果物や野菜の写真と国内旅行の写真をたくさん見せていただきました。その中には戦いで崩壊した建物の写真もありました。シリア→メキシコ→チリと計6年間の国際ボランティア活動にご主人と共に参加し、現地で小林さんは日本文化を紹介されてました。精力的に活動されてる小林さんからたくさんのエネルギーをいただきました。
   私はまだまだたくさんの事ができる年齢なのだと改めて感じました。

 女性Gさん

   JICAシニア海外ボランティアの随伴家族という立場で6年間も活動なされ、国際交流や支援に尽力された小林和子さんに「行動力すごいなぁ!」と驚き、頭が下がりました。生命の危険も伴い、海外への興味や好奇心だけでは務まる活動ではないと推察できます。ご主人と二人三脚で3度もチャレンジされたのは、並大抵の事ではないと思いました。
 派遣先のシリア・アラブ共和国、メキシコ合衆国、チリ共和国での生活や活動の様子を、スライド写真を通して詳しく話して下さり、多くを学ばせていただきました。特に、紛争前のシリアのダマスカスの市場や露店の活気・街の賑わいの様子には、これほど豊かな地域だったのかと想定外の驚きでした。シリアに一日も早く平和が戻ることを願います。
   国際交流活動を明るく楽し気に語られる小林さんの姿に、この方の人柄と品格に海外の方たちも打ち解けていかれたのだろうと感じました。
海外で暮らした経験もなく、アラブや南米などの地域には知識も乏しい私に、様々な示唆に富むお話をして下さりありがとうございました。美味しいチリワインもご馳走様でした。

 女性Hさん

   今回はJICAのシニアボランティアにご主人が参加され、随伴家族として同行された、小林和子氏のシリア、メキシコ、チリでの生活のお話を伺いました。
   1000枚以上もある写真の中からいろいろ選んでいただき、2009年から2011年までのシリアでの生活を中心に話してもらいました。現在は戦争危険地区で日本からは入れない国になってしまいましたが当時の人々の暮らしや街並み、食べ物や習慣など旅行では知り得ない情報が見せて頂いた写真から伝わって来ました。
   お仕事で携わるのとは別の視点でお話が聞けたのはとても興味深かったです。
次回チャンスがあればチリのゲームも教えていただきたいと思います。



2023年12月18日月曜日

 俳句の鑑賞法アップ

 

 

【日時】202312116日(土)1010分~1140
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   俳句誌「陸」編集長 大石 雄鬼

 

 


【受講者の感想】
男性Aさん
 この俳句の会が始まる頃には、「俳句はかく解し かく味わう」という高浜虚子の本を読みだしていたのに完読せぬまま今日に至ってしまいました。今日の先生のお話を聞いて良い作品に多数触れて俳句を体得すれば、俳句作りに対する体幹ができるとのことでした。また作句より選句に、その人の能力が現れるとのお話は意外でした。
 その他、テクニカルのお話もあり、区のリズム、季語との距離感、文字数より発音数を重視したらよい、考え抜いた後でふと浮かぶ句が良い、引っ掛かりのある単語により印象深くなるなどでした。また機関誌「陸」の創始者は田川飛旅子先生で、それを引き継いだのが中村和弘先生とのことでした。https://rikuhaik.hiho.jp/ 

男性Bさん 
   大石先生に俳句鑑賞法アップということで、有名作家の俳句を例に丁寧に解説してもらいました。
   基本は観察したことを切り取って伝えるのが第1の世界。第2の世界は表の世界に関わらずに伝わるもので、答えがあるのはよい俳句ではないそうです。この辺は難しいところで、何を伝えたいのか分からないことと紙一重ではないかと思います。
   また、私の素人質問で、リズムとか韻律はどうなのかという問に、俳句は目で読むもので音はあまり重要視しないということです。漢字を使うかひらがなか旧仮名遣いなど、目で読むことを重視しているらしいです。
   知らないことばかりで、いろいろ教えていただき、ありがとうございました。 

女性Cさん
  今回はいつも俳句を選評いただいている大石先生の講座とあって、とても楽しみにしておりました。俳句を鑑賞するにあたって、俳句には二つの側面があり、1)第一の世界(見える世界)2)第二の世界(見えない世界、カオス)があり、この第一の世界と第ニの世界の繋がりがつきすぎていても離れすぎていても良くなく、また奥をあまり探りすぎて解釈を深読みしすぎるのも良くないと言うお話にはとても共感しました。
   俳句は作った瞬間から作者の手を離れて読者に委ねる、自分の心に素直に作る、まずはそのまま読むことが大事など俳句を作る上でのお話も色々お聞きでき、勉強になりました。
  俳句は鑑賞するだけよりも自分で作ってみるとより鑑賞が楽しめるように思います。
  句会にも大石先生がその場で、私達の句について選評くださり、前半の講義の後でもあったので選評も理解がより深まりました。
  大石先生、俳句の世界を教えてくださってありがとうございます。これからもどうぞよろしくご指導をお願いします。
 

女性Dさん
 今回のセミナー講師は毎月私達の俳句を総評してくださっている俳句誌「陸」の編集長大石雄鬼氏。 俳句の鑑賞法アップと題してお話していただきました。
    私はコロナ禍に入った直後から俳句を始めました。毎月3句投句するのですが、やればやるほど奥が深い。俳句は第一の世界(目に見える世界)を言葉にし、第二の世界(言葉にはできない目に見えない世界)を表現します。が、そんなに上手くいきません。
   俳句を上達させる方法のひとつに、良い俳句にひたすら接するという方法があるそうです。偉人の俳句は私にとってわかりにくいものもばかりですが、とりあえず良い俳句にたくさん触れてみようと思います。 



女性Eさん
   私が大石雄鬼先生から俳句の講義を受けるのは、4回目となりました。毎月の選句・選評でも、いつも丁寧にご指導下さり心から感謝しております。
 ちょっと愕然としたのは、以前先生に教えていただいた事がスポッと抜けていて、今月の投句俳句も進歩・上達していない現実でした。反省あるのみです。
 今回の講義で学んだことは、「優れた俳句をたくさん鑑賞することが俳句上達への近道」と「自分の心に正直な俳句を作る」です。五七五を考えて作っているだけでしたので、俳句鑑賞にそれほどの意味があるとは思っていませんでした。俳句の二つの側面「見えない世界」を感じつつ「見える世界」を堪能しながら鑑賞に取り組んでいこうと思いました。
   今後ともご指導をよろしくお願いいたします。 

男性Fさん
    今回は、私たちの俳句サークル「ひよこ句会」をご指導頂いている俳句月刊誌「陸」の編集長大石雄鬼先生をお招きし、「俳句の鑑賞法アップ」と題して俳句のもつ二つの側面(第一の見える世界、第2の見えない世界、カオス)を主題に、わかりにくいケースの有名な句の紹介、そして俳句をどう読むか、俳句をどう鑑賞するか、そして俳句を詠むのに感性は必要かを、それぞれ俳句会では有名な句を例に一つ一つ丁寧に解説頂きました。
    思い返すと大石先生にはひよこ句会が発足する契機となった2020215日の「初めての俳句/句会」の講義で俳句に目覚めさせて頂いてから、2021417日「ワンランク上を目指した俳句づくり」、そして1218日には「ひよこ句会投 句の全作の評価と年間大賞の発表」をして頂きました。そして昨年2022820日「現代俳句の鑑賞法」と題して講義を頂き、今回の「俳句の鑑賞法アップ」で5回目となる俳句の講義となりました。
   この間、2020321日に第1回ひよこ句会を開催し、今回の講義終了後に開催したひよこ句会は実に42回を数え、第42回ひよこ句会となりました。メンバーも徐々に増え、今では登録メンバーは20名もの会へと拡大しました。発足以来310ヶ月途切れることなく継続出来ているのは節目節目で大石先生に講義をして頂き、毎月のひよこ句会の作品を丁寧に選評して頂いていることが、励みになり、次も頑張ろうのモチベーションになっております。中々上達しないひよこ達を引き続き宜しくお願い致します。今回も大変勉強になりました。有難う御座いました。




2023年11月21日火曜日

 

「お得 納得 中央区」~築地・月島・佃編~
バーチャル街案内 

 

【日時】20231118日(土)1000分~1130
【場所】池ビズ4階・ 地域活動交流センター会議室
【講師紹介】   中央区観光協会特派員  松林 修

 

 


【受講者の感想】
女性Aさん
 「お得納得中央区」第二弾は築地月島佃島を中心に、前回と同じ松林さんにお話いただきました。
   東京に港を作る所からお話が始まりました。横浜や神戸は港の海底が深いため国際的な大型船が入船できるそうです。「築地」は土地を築く「月島」の名前の由来(築島→月島)など埋立地ならではの命名に驚きました。
  佃天台地蔵尊は民家の間の細い路地を通った所にある地蔵尊です。ここは紹介していただかなければ、気づかない事でしょう。
  佃煮は現在の大阪摂津市から佃島へ移住した方々が作った佃煮(元々は塩味、その後野田の醤油を生かした甘辛醤油味へ)が元だそうです。大阪にルーツがあるとは知りませんでした。  
  佃島の盆踊りは念仏踊りとして死者の魂を慰める踊りであったり、住吉神社のお祭りのため大幟柱を水中から掘り起こすなど現在も昔のままに伝わる風俗が残っていてとても興味深く思いました。(大幟柱は腐らないように水につけて保存し、祭りの時に掘り起こしているそうです)
  船から橋へ、そしてまた船が交通の手段として見直されている所も興味深いです。
  所々で美味しいお店も紹介していただき、またマニアックなお話も挟みながらのとても楽しい1時間半でした。地図上の番号と共に解説いただき、写真やブログ等を都度紹介してくださるので、楽しく散歩している気分になりました。まだまだ知らない中央区の魅力を教えていただきどうもありがとうございました。 

男性Bさん
 佃島が離島だったのが地続きになったのは知っていましたが、その土砂が、関東大震災で生まれた瓦礫だったとは。その話を聞いて、横浜の山下公園を思い出しました。当時の日本人はたくましかったのですね。
 また「佃島の盆踊り」の動画を見せて頂きました。どこか悲しげな雰囲気が漂っているのは、「無縁仏の供養・回向のための行事」なのだそうです。悲しげと言えば「おわら風の盆」を思い出します。調べてみると、豊作祈願が目的なので異なっていました。
 その他、住吉神社の例大祭で使う大幟を舟溜の水中に浸けて保存していることや、月島の名前の由来など沢山の情報を頂き楽しい時間を過ごさせて頂きました。 

女性Cさん
 114()にああそうなんだ倶楽部で「築地、月島、佃」街歩きを開催していたので「なるほど〜」と納得しながらでした。
   この辺りは全て埋立地です。綺麗に整備された海岸線の中に昔ながらの路地や町屋建築の佃煮屋さんがあり、とても風情があります。昔は今のように橋がなかった為渡船場があり、船で移動してました。パリと友好都市関係にある為、現在は渡船場跡にはパリからベンチが寄付されていて(1046基もあります)、隅田川をセーヌ川にみたててのんびり過ごすのに良い場所となっています。
   この場所でランチやディナーをする際は「つきじろうさんのブログ」が参考になるそうです。もんじゃ焼き屋さんが多く並ぶ月島ですが、いろんな美味しいものがあるようです。



 

男性Dさん
  今回のセミナーは7月に「お得 納得 中央区」〜銀座•日本橋•人形町〜特派員の知見を駆使したバーチャルツアーを講演頂いた中央区観光特派員の松林修氏に続編として〜佃•月島•築地〜の見どころをお話し頂きました。グーグルマップを駆使して案内に初めて知ったことも多く今回も大変楽しく学ばさせて頂きました。私が印象に残ったところをいくつか記述して見ます。
   佃小橋の3年に一度の祭りに建てる旗は、佃小橋の地下に埋めてあり地下を掘り返して祭りに掲げ、祭りの後にまた地下に埋設するとのこと。(写真で掘り返す様子を見てびっくりです。)
   今も残る佃煮屋天安は間口が狭く奥行きが深い。店の中は昔ながらの店構え。佃煮は佃島が発祥かと思ったら、徳川家康が大阪で世話になった佃の職人を佃島に住わせた、その大阪の佃煮屋がこの東京で広めていったとのこと。
  びっくり。石川島灯台があったところは、軽犯罪人や無宿人の更生施設「人足寄場」があった。この石川島からIHIがスタート、造船所の発祥の地でもあった。
   月島警察署は、警視庁で現役の最も古い駐在所で趣のある佇まいを見せている。もんじゃストリートは文字通りもんじゃ屋さんが見事に並んでおり、人気店には行列が出来る。もんじゃストリートは横丁や路地、小路が多くあり、昔懐かしい風景が見られる。
  そして勝鬨橋。1970年を最後に上がっていない。上げるには相当なパワーが必要なので変電所がちかくにあった。それを改装して「かちどき橋の資料館」とのこと。
   勝鬨橋は渡って直ぐのところに築地天竹でハンバーガーが人気とのこと。築地には明治2年軍艦操練所があり、その後海軍兵学校となり明治21年江田島に移転したとのこと。
  築地には牛丼吉野家の第1号店があった。グルメの紹介は、「つきじろう」のblogが参考になるとのこと。喫茶店で食事が人気で喫茶「レンガ」なたまごサンド、特選ナポリタンは絶品だとか。又、活字発祥の地であり、捨て犬から日本初のセラピー犬となった「名犬チロリ」の像が築地川銀座公園に見られる。
   今回も佃•月島•築地の魅力を特派員目線でたっぷり紹介頂き、あっという間に1時間半、楽しく学ばせて頂きました。2週前に当倶楽部で歩く会を開催し、実際に歩いたところと重なるところも多くあったので、より興味深く拝聴することが出来ました。
   松林先生、有難うございました。機会あればリアルに歩きながら解説頂くことが出来れば最高だと思いました。
 

女性Eさん
  前回の「お得納得中央区」~日本橋、銀座、人形町編~に続いて、今回は第2弾、~築地、月島、佃編~を、中央区観光協会特派員の松林修氏にお話頂きました。
   テンポの良い口調で、googleマップや錦絵、古地図等を取り入れお話頂き、夜景の写真も美しく、あっという間に時間が経ちました。
   中央大橋にあるオシップ・ザッキン(彫刻家)の“メッセンジャー”やベンチを寄贈された等、フランスと友好関係があった事や築地本願寺の設計をした伊藤忠太の事、また、そちらで食べられる朝食が18品目で、ある意味等観光協会特派員ならではの貴重なお話を伺う事が出来ました。もう少しお話頂いた事を自分で調べ、知識を広げて実際に歩いてみたらどんなに楽しい事でしょう。老舗のお店も教えていただきました。この歴史ある街をもっと深く味わえると思いました。ありがとうございました。 

女性Fさん
 今回の中央区の観光協会の松林先生の講座は月島・築地についてでした。
    東京湾を作る時出た土砂を海に埋め立てて出来たのが月島とか、佃小橋の大幟は川に埋められているとか、佃煮の由来は家康が呼び寄せた大阪佃村の人々が魚を塩で煮詰めた物に関東特有の醤油を足して出来上がった物とか知らなかった話を教えてもらいました。
   バーチャル街歩きという新しい手法で実際名所を巡ったような気分でとても楽しかったです。今度はぜひ実際に歩いてみてリクガメのボンちゃんに会いたいです。